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平凡な日々に亀裂を…(長編)
うっわ、また吐きそう



只今帰りの移動中〜







「ぅっ………っ〜…」



「……




あ〜…気持ち悪……


自分でいくら早く移動してもこう気持ち悪くなんてならないのに



それに多少の乗り物なんかでよったりしないんだけど…



風魔さんの動きは人間を、いや機械を越えてやがる!!




たぶんそこら辺のジェットコースターなんて目じゃねぇな…




「……?」



あれ?
風魔さんの動きが止まった……


しかもなんか…視線を、感じる気が?



「えっと…
なん………すか?」



「……」



……



そんなに口をパクパクされても気持ち悪くてグラグラする頭じゃ無理……




あっ…わかったかも…?



「へ………い、き………か?
っすか?」



「…(こくん)」



「平気かどうかを問われると
平気なんてとても言える状況じゃないんですがね……」



「………




あっシュンとした
気を悪くさせちゃったかもな…




「いや、その…
俺は一応生きてるんでさっさと帰ってもらったほうがっ!?




うっわ、また吐きそう




この野r…人…

俺の返事聞いてからの行動早すぎんだろ




しかも…


俺を心配して立ち止まってくれたんじゃなかったのな




心配じゃなくて‘速度をあげてもいいか’ってしつもんだったのな……




やっぱり鬼畜だー!!!






あーー
速い!速いよ〜ー…


風になってんのかもねー(泣)












「うっ………はぁ…やっとついたー!!」





ちなみにここに帰ってくるまでに二回吐きかけた




本気で……ヤバかった〜…
気持ち悪くて風魔さんにアレかけちゃうとこだった




うん…頑張った俺…




「………(ぷっ)」






………………なんか、



今、風魔さんに
笑われたような気がするんだが




ちらっと、見たけど…
いつも通り無表情



気のせいだよな…

まぁ、この人悪魔だし〜?

鬼畜だし〜




仕返しにジトーっとした目で見てやる!






「…………………



シュンッ!


………………あっ、消えやがった!?



「ったく…なんなんだよ……」




もういいや……
早く風呂入ろ〜





自分も酒臭くて香水くせぇ気がする






ガチャッ……



「おっ、翔〜
やっと帰ってきたの……ぷっ
……クククッ…なんだよその格好〜!!」



バタン!!










………………は?



何今の……
なんであいつがうちにいんだよ…?



意味わかんね〜………








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