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平凡な日々に亀裂を…(長編)
第四話 政宗って……


あ〜あ、ヤバイなぁカッとなって言ってしまったぜ…







「なぁ、翔?本当にやるのかぃ?」



「やるよ〜元親。
見応えはあるか無いかわかんねぇけど……」




「あぁ…
もう…気を付けてよ〜翔ちゃん!」



「ん〜
死にそうになったら止めてくれよ〜。」



「勿論でござる!!
翔殿は命にかえてもお守りいたします故」


うわぁ〜凄いこと言ったよ幸村…
命にかえてもって
普通会って一日二日のやつにいわねぇっての                                                                           
「言うじゃねぇか〜!!真田幸村!!
……んじゃ、翔!一勝負といこうぜ!」




「……んー。あっ、片倉さん?審判頼める?」




「あぁ…では。両者かまえて……始め!!!」










なんか政宗がこえぇ…
なんつーんか… 
殺気がいてーんだよな…あとは覇気??






「ほら、翔!どっからでもかかってこいよ!!」




「アハ、んじゃ、お言葉に甘えて!!!」

ガキンッ!!!
                                                            
ありゃ、一気に間合いにつめてみたけどそこはやっぱり戦国武将だな
思いっきりガードされちまったよ



「っ!やるじゃねぇか翔!真田より全然おもしれぇ!!!」




ダンッ!!

うわっ 思いっきり弾かれたし…


「お前こそ!防いでばかりじゃ勝てねぇぞ政宗!」



「ha!急かすなよ!」


バキン!

ガッ!


スタッ………




ふぅ、やっぱり戦国武将は強ぇな〜。
なんつーか木刀が交わった時に骨にクル感じ…





ってのはあくまで手を抜いてる時の感想

はっきり言うとな










まだまだ余裕なんだよねぇ
むしろ幻滅する位



「なぁ、政宗?」



ガキンッ!!!

ギリッ、


「はぁ…っ…はぁ…んだよ?翔」



「本気、…そろそろ出してもいいか??」


パキンッ!!                                                                      
「んなっ!?
てめぇ……今までは手を抜いてたってのかよ!」



「なぁ…いい?本気だして」



「Don't Look Down On Me!
Ok、魅せてみなアンタの本気」



ニヤニヤしながら言ってみたら案外簡単に火をつけられたみたいだな



「じゃあ、………フゥ……」




ダンッ!!
さっきより早く一気に間合いにつめよって
木刀を握る手に力を込める


「ッ!!!」


「政宗……遅ぇよ!」



バシッ!!

ドデンッ!!!


ザクッ



「……………俺の勝ちでいいな?小十郎さん」




「あぁ……翔の勝ちでございますな政宗様」



「チィッ!
ちぃと油断したぜ」



うーわ舌打ちしやがった
ムカつくな
でも、政宗を倒せるなんて結構な優越感だからよしとするか…

まさに気分爽快って感じだ




「ははっ!! 
いい勝負が見れたぜ!翔!おめぇ強ぇじゃねえか」



「本当にねぇ〜。
竜の旦那を倒しちゃうなんて… 
翔ちゃん、実はすごい人なんじゃないの?
武将とか傭兵とか」



「あのな佐助、
コッチの世界は武将事態居ねぇんだって
それに戦う事が俺の仕事ってわけでもねぇの!」



「ふん、我が駒として当然の働き…… 
誉めてつかわす……」



駒ってなにさ………駒って…

でも、元就に誉めて貰えるなんて思ってもよらなかった……



「おい、翔そろそろ退けろよ!」



「あっ、わりぃ…」


ふらっ…


「おっ、おい大丈夫かhoney?」


「あ〜大丈夫大丈夫。
久々に本気で動いたから疲れただけだよ」




っ………うわぁっ
今思ったけど顔近いな政宗
 
…あぁ、こりゃ普通の女の子が惚れちゃうわけだ




「あれ?真田の旦那顔赤くな「破廉恥でごさるーーーー!!!」



「んだよ?
あー、佐助は大丈夫か〜?」



「…っ、うん……耳にキタけど大丈夫。
はぁ〜旦那ぁ〜何処いったのさ……」
               


あ〜ぁ、佐助可哀想……               


「あのな翔。政宗様とお前の体制をよく考えろ……
そして早くどけ」




あっ、片倉さんに言われて初めて気付いたよ……


さっき 政宗につめよって切るふりして(※木刀です…)足掛けて転ばせたんだよなぁ〜〜


んでもって、動けないように乗っかってる状態だから
俗にいう俺が政宗を押し倒してるみたいだったもんな……




これはヤバイわけだ

でも俺、みてくれは男のはず?
破廉恥は……あれか……昔の男色のせいか?











「あっ、そうだ政宗〜」




「なんだhoney?」



「政宗ってさあ、ククッ…案外弱いんだな〜」



「ハッハッハ!!違ぇねえや。奥州の独眼竜が聞いてあきれるぜ!」


「はぁ、全くですな…
少しご油断なされ過ぎなのではありませんか政宗様」



「Shit!元親に小十郎喧嘩売ってんのか!」



「負けたものが何を言おうと遠吠えにしか聞こえんな…」



「んだと毛利!!」


「ふん、翔ごときに打ち負かされるような者が我に歯向かうか……」



「てめぇ……政宗様に向かって」



「まぁまぁ、三人ともそう怒らないでさ
政宗も疲れただろうしさっさと家に入ろうぜ?」



あぶね…ここで本気になられたら家が壊れるぜ……


さっ、みんな家に……?



「政宗?どうした?」

バシッ!!                                         
「我の道を塞ぐでない
翔行かぬか」                                                                
「っ…いてぇよ元就様!ハタキで殴らないで!!」                                        

「貴様が遅いのが悪いのであろう」                                            

「うぅ……理不尽な……。
で、政宗どうしたんだ?
なんかあったのか?」                                        

「………………Ah〜…いや、なんでもねぇ、早く家に入ろうぜ」



「…おう?」












(Ha Son Of Bitch …)







  




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