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平凡な日々に亀裂を…(長編)
第五話 …またお風呂


なんでコイツらは何かすると必ず喧嘩になるのかな〜〜






「時間も時間だしだんご食うか〜」


「だんご!!」


「ちょっと旦那いきなり立たないでよ〜」



「まぁその前に幸村と政宗は風呂な〜〜」


「honey〜?一緒に入ろうぜ!」


「政宗殿!!破廉恥でござる!!」



「アホか…俺汗かいてねぇし入らねぇよ。
あと風呂入らなくていいから片倉さんと元親は着替えてこい…
服は…佐助と元就よろしくな」


「了解っと…あっちの部屋使うね」                             

「何故我が……」                                              
「チッ、じゃあ、また髪洗ってくれよ?」



「あぁ…それぐらいなら構わないけど……」


なんか視線を感じる……?


「政宗殿だけ……ズルいで御座る」

「は……えっ?」


「某も翔殿に髪を洗ってほしいでござる……」
        

さっきから破廉恥破廉恥言ってたけどそれは破廉恥じゃないのか幸村?


「あー
まぁ、いいよ〜?じゃあ風呂いこう?」



……………………
………………………………







って事でまず幸村から


「幸村〜?入るぜ?」



「よっ、よろしくお願い致しまする!!」



なんでこんなに気合い入ってンだよ……?

カチコチだしな
見てて面白い…ほっといたら手と足が一緒に出ちゃいそうな



「あのな〜、髪を洗ってやるだけだからさ……
んな、かたくなんなよ?」


「しかし……」


「はぁ…」


そろっそろ面倒になってきた…
もういいやお湯かけちゃえ〜〜


「はいはい、ほらお湯かけるぞ〜
目つぶって口閉じろ〜」


「う、うむ……」


ザバー……


ゴシゴシ
いつものモサモサ頭もペタンコだな



「そういや、幸村も政宗も体に傷少ないよな〜?」


「某には佐助が着いているゆえ…政宗殿には片倉殿が着いているからで御座ろう」


そうだよな、ゲームでも政宗の後ろには片倉さんいたな……

って事はあの二人は傷だらけか?


あ〜
でも、少ないけど傷はあるんだな……

                                                                                                         
「はぁ……にしても、
なんでこんなに髪サラサラなんだ!!」



ギギギッ……
ムカつくから髪引っ張ってやる!!


「痛いでござる痛いでござる翔殿ぉーーー!」


「うっさい!
なんで武士がこんなに髪が綺麗なんだ!!
政宗といい幸村まで!」



引っ張ってやるー
戦国時代にシャンプーなんか有ったのかーー!!
               
んなもん有るわけねーーー!!



「翔殿ー!!抜けるでござる!!」


「禿げちまえ!
……っと、あーごめんつい
んじゃ、流すからな?」




…………………
……………………………







「じゃあ温まったら出てこいよ〜」


「分かり申した!」




だからね…なんでそんなに気合い入るんだよ






「ハァ〜、なんか疲れた……」


「翔ちゃんお疲れさま〜。大変だったでしょ旦那と二人でいるの………」



「いやいや、佐助〜
仮にも主に向かってそんなこといっちゃダメでしょ〜」



「ほらよ翔。」


「ありがとうーー!片倉さん♪」


やっぱり、佐助より片倉さんの方が従者にむいてるよ…

お茶くれたもん(笑)
労わってくれるもん!




「ん…あれ?政宗と元親は〜〜?」


「あやつらはお主の部屋にいったぞ」







………………ありがとう元就
さて何しに行ったのかなあいつらは〜
人の部屋に入るとは



いい度胸だな




「翔殿、上がったでござる」


「ありゃりゃ、駄目だろ旦那〜。
しっかり髪ふかなきゃ〜?」



「ちょっと、幸村頼んだよ〜佐助」


「へ?
う、うん……」



おっと佐助の顔が引きつったぞ…


部屋は入るだけならまだしも、なんか出して見てたら怒るぞ




「wow! こりゃスゲーな」


「だなぁ!
でもよぅ…んなに本に事細かく書いてあるなんて」


「ほぅ〜〜おまえら人の部屋勝手に入ってなにしてんのかと思えばバサラの攻略本みてたのか」



しかも自分達のページかよ……


あーぁ…二人とも顔ひきつってるよ当たり前だよな〜俺、気配消してきたもんな?




「ah〜翔?怒ってんのか?」



「…怒ってない
……多分」



「たっ、多分ってなんだよ」


「多分は多分だよ元親?
あっ、政宗は風呂入ってこい?」


「おっ、おう……Ok」



あんまり俺部屋に入ってもらいたくないんだよな…
ちょっとアレなものとかあるし


だから元就が居たときはビビった…




「じゃあ、元親、ちゃんと本しまってから部屋出てくれよ?俺、約束通り政宗の髪洗ってくるから」


「おぅ……なぁ翔?」


「なんだよ?」


「あっ……いっ
いや、なんでもねぇよ」



「何だよ
へんなやつだな
んじゃ、とりあえず早く出てくれよ?」

                              
なんだったんだろ?
気になるかも
まぁ、大した事じゃないのかな






「政宗〜〜入るぜ?」



「うわ!!」


バシャッーー!!



「まーさーむーねー!
てめぇ」


「わりぃ!!来るとは思わなかった




なんなんだ今日は……
厄日か!!

なんでシャワー服着たまま浴びなきゃなんねぇんだよ!!



「はぁなんか疲れた……
もういいや、着替えてくるからさっさと自分で洗って出てこいよ〜〜」


「なぁー?濡れたんならこのまま一緒に…」


「政宗?いい加減怒るぜ俺……」



「Oh……honey怒んなよ〜」



もう無視無視……
相手にしてたら身が持たない気がしてきた……
あーぁ
服着替えんのめんどくさいなぁ
                                             



「翔殿!!早く団子を食べましょうぞ!!」


「あのな〜幸村。政宗が風呂からあがったらみんなでな?」


あはは、幸村やっぱり、犬っぽい〜
犬だったら今
尻尾パタパタ振ってるんだろな



「翔…
あのような奴待つだけ時間の無駄であろう…」


それは早く食べたいってことなのか元就…
ハタキ持ってるし……


「もうちょい待っててくれよ?
そういや、着替えたんだ二人とも」


「あぁ…ありがとな翔」


片倉さんすげーいい人なのに
なんかいい人に見えないよ……

風貌のせいで…


「似合うかぁ?翔」


元親!!シャツ着崩しすぎだっての…
似合ってるけど



「あっ、あぁ…二人とも似合ってるよ」




「へぇ、いいじゃねぇか小十郎」




あっ
戻ってきた…
政宗もなんかスゲー今時の人だし違和感といったら眼帯ぐらいだな




「んじゃ、政宗もあがったし、団子食うか
大福は一人一個な団子は二本だからな
俺お茶いれてくる」








「お待たせーーー。はい、お茶」


「うぐっ………!!」



「そんなに慌てなくても団子は逃げねぇぞ幸村」


「うぐっん゛ーーー」



何この惨劇…



「だっ旦那!!大丈夫?!ほらお茶!!」


まんまお母さんと子供だな(笑)
うわ……
何あの人…



「モシャモシャ……んぐ、翔なにを見ている?」


「おい毛利??おまえ甘党だったんだな」



同感だよ元親!
意外すぎ〜〜


「あっ、政宗アンコついてる」

「What? どこだ??」



「ここ…ほらとれた」


「Thanks…honey」


「どういたしまして〜〜」








ハァー
やっと一息つけたよ……
コイツら来てからなんか疲れがたまってる気がする……


んーーなんか眠くなってきた……



「ちょっと!!旦那、団子食ったまま寝ないの」



がしゃんっ!
あ〜あ、お茶こぼしたよ、政宗                                              
「政宗様までなにをなっているのですか!!」



「oh〜、わりぃな………こじゅ…」


船こいでやがる、あの政宗が


プッ
ありゃりゃ、元就もカクッてなってるし




ダメだこりゃ
寝るか




あっ、元親も座ったまま寝てた











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あきゅろす。
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