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ナミダ ノ シズク
07
僕はツラツラと嘘を重ねる。
そういえば、裕貴に嘘を吐いたの初めてだ。
「本当だよ?3年も付き合ったんだし、充分でしょ?」
「何が充分だよ!ずっと一緒に居るって約束したじゃねーか!」
ハッとする。
付き合い始めた頃にしたただの口約束を覚えてくれてたんだ。
涙が出そうになるのを堪えて席を立つ。
「じゃ、それだけだから。わざわざ呼び出してごめんね。それじゃーね。」
「おい!待てよ!!」
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