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ナミダ ノ シズク
02
「話ってなに?」
笑顔で僕に聞いてくる裕貴に胸が締め付けられる。
言わなければと思ってても、裕貴の顔を見ると言葉が胸につっかえて中々出てきてくれない。
口の中が渇いてる。
ギュッと握り締めた手は痛くなってきた。
口を開いては閉じ、開いては閉じと魚のように口をパクパクとさせる。
そんな僕のいつもとは違う様子に裕貴が眉をしかめる。
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