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短編小説
約束
君は覚えてる?
あの日交わした、あの約束のことを。
僕は……
覚えてない。
覚えてるけど思い出したくない。
だって、思い出してしまったら君を思い出してしまうから。
君との思い出は、楽しくて、嬉しくて、悲しくて、泣きたくて。
そんなモノで構成された酷く脆いモノ。
約束なんか忘れた。
思い出なんか忘れた。
でも、
君は忘れてない。
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