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白銀の昇り龍
-04(※)

あ。


もう駄目だわ、俺。


限界キタ。



だって俺、健康な男だし。

ムスコが元気になっちゃってて、しかも最近ヌいてなくて、目の前に相手がいれば、そりゃもうとりあえず出したくなるのは仕方ないでしょ。

幸いここには目の前の浜中以外には人いねぇし、保健医も出張中だし、なんかもういいんじゃねぇ?

背中見せなきゃとにかくバレないんだし、バレたらバレたで浜中脅しゃいいし……


なんてことをぐちゃぐちゃ考えていたのがいけないのだろうか。


下着の中から俺の性器を取り出して口に含んだ浜中の頭を押さえつけ、腰を軽く前後させてしまった。



「は、やっとその気になったか」


うぜぇ……喋ってる間にさっさとイかせろや。

とは思ってもさすがに言えないので、無言。

しかし、俺の限界が近いことを悟ったらしい浜中は一気に攻めて来た。


俺の足の間で激しく上下に動く浜中の頭。
その髪が太股に触れるのさえ刺激になる。

下品ともいえるほどの水音が響いて、カウパーがとめどなく溢れていることがわかる。



そして、しばらく後に、


『あ……イ、く』


俺は、浜中の頭を押さえたまま、奴の口内に白濁をブチかましてしまったのだった。




……言葉はかろうじて飲み込んだけど、行動が軽く俺様な気がしなくもないな。

と、ちょっと反省。




さて。

一度イけば、男は冷静になる。
やたらと頭が冴える。


俺の性器に未だ口づけ、尿道に残った精液まで啜る目の前の強姦魔を見ながらも、俺は次に自分がとるべき行動を考えた。

今すぐにここから逃げなければ、俺は簡単に浜中に喰われるだろう。
早急に逃げなければならない。


浜中が俺の精液を飲みこんでいるのを見計らい、俺はヤツの鳩尾を蹴り上げた。


「ぐっ!?…げぇっほげほ!!」


そのまま俺は、咳き込む浜中を押しのけて衣類を手に保健室のドアまで逃げ、そこで下着とズボンを穿くと、ボタンのないワイシャツの裾をズボンに突っ込みながら保健室から出てとりあえず逃げた。


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あきゅろす。
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