白銀の昇り龍
-03(※)
相川が出て行った後の扉をただただ見つめる。
『見捨て…られた』
「だな」
『ってことは何ですか、奴はレイプ黙認派ですか!?』
「黙認派ってより、眠気が勝ってそれどころじゃないんじゃないの?」
『は、ぁ!?』
「それより続き続き」
『し、ませんよ!』
「そのうちそんなこと言えなくなるって」
『ちょ、やめ……んあ』
浜中は、俺のムスコをズボンの上から包み込むようにして揉みしだき、乳首を執拗に舐め回す。
強弱をつけて揉むその手は、たまに思い出したかのように、その下に位置する双球をグイッと押し上げてきたり、逆に先端のみを弄ってくる。
舌は、ぷっくりと勃ち上がった乳頭を押し潰すように舐めたかと思えば、くるくると円を描くように舐めてきて、時たま吸われる。
はっきり言って、キモチイイ。
だけど、相手がコイツである以上、流されてはいけない。
頭では、そう、理解しているのに。
『ん、ん、やぁ……や、め!』
「感じ始めてんじゃん。顔はアレだけど、やっぱカワイイわあんた」
『っや!』
カチャカチャと音がした後、ジーとファスナーを引き下げる音がして、今度は下着の上から性器を触られる。
「あーあ、湿ってきてんよ、大城先生?」
『言、わないで、くだ…さい』
ヤバい。
このままじゃ俺、ヤられる……!
「は、やっぱ体は上等じゃねぇか」
言われて、改めて自分の格好を見てみる。
ボタンのなくなったYシャツは腕のところまで脱がされて、露わになった乳首は真っ赤に色付いて、勃ち上がっている。
全開になったズボンの前は下着が覗いていて、しかも最悪なことに、その一部の色が変わっている始末だ。
もし仮に、相手が哲慈や蒼空だったら。
身体がこんな状態になっていたら、理性も我慢も何もかもかなぐり捨てて、速攻で身体を繋げているだろう。
だが、相手は浜中。
しかも背中を見られてはいけない。
あー…………ツラい。
「オラ、考え事してんなって。ズボン脱がせんぞ」
『やっ…だ、め…だめ』
拒否の言葉は悉く無視され、あっけなくズボンを脱がされてしまった。
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