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白銀の昇り龍
寮の番人

「こんばんは、初めまして。この寮を管理しております高輪剛志と言います」


そう、目の前の巨漢はその極悪な顔に似合わない言葉で自己紹介をしてきた。


『今年度から社会科を担当させていただきます大城紅です。よろしくお願いします』


その後、管理人の高輪から寮の説明をされた。

@寮の門限は23:30で、それ以降の出入りは特別なことがない限り禁止。帰ってきたら、玄関横のスライド形式の名札を【帰宅】にする。

A朝は7:00から開錠される。出掛けるときは玄関横のスライド形式の名札を【外出】にする。

B蛍光灯が切れたなどの軽い問題から重い問題まで、とにかく何か問題があったらすぐに管理人に知らせること。

C異変に気付いたら、自分でなんとかしようとせずに、それもすぐに管理人に言うこと。

D朝食は6:30〜8:00まで。昼食が必要な場合は前日23:00までに食堂入口のボードに名前を記入すること。夕飯は19:00〜21:00までだが、仕事で遅くなる場合は学校まで届けてくれる。



………なんか至れり尽くせりだな。


ここにいるスタッフは高輪と料理人2人の計3人。


また、生徒寮にはスタッフが6人いて、何かあれば相互に助っ人を出すのだという。


とここで問題が。


「上からの通達で、先生方には週交代で土日に1人ずつ生徒寮の管理室に行っていただくことになりました。」


「「「『…………は?』」」」


「今年は問題児揃いになるそうで。授業のない土曜日午後から日曜日にかけて、1人でも先生方が生徒寮にいらしたらだいぶ違うだろう、とのことです」



………………げー。


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あきゅろす。
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