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アンタとオレの関係
-02

掲示板の前。生徒会からの告知を見る。

やっぱ、普通は【自宅】謹慎なんじゃねーか。

なぁにが電波も入らねぇところでの謹慎処分だよ、あンのクソ会計。


しっかし、【装置取付義務】ねぇ。

この処分は、主にマワシをやった時に下されるものだ。遼の反応を見る限り、最後までは確実にいってないハズなんだが。

さては【再発防止】っていう大義を掲げて、不自然じゃないようにしたな。

おそらく、「転入したてで、右も左もわからない生徒」への、一般社会では稀な「同性による性的暴行」など、言語道断! 重い罰を与えるべきだ! とでもなったんだろう。

そのわりには処分下るのが早いな。

俺の時でさえ数日かかったってのに。



………ってことは、会長も一枚噛んでるな。

俺のお姫サマは会長にまで気に入られたってことか。。

ったくライバル増やすんじゃねーよなんだってお前はそんなに可愛いんだチクショウ。




ふと。遼がなんとも微妙な表情で俺を見上げていることに気づいた。


大方、自分はもう平気なのに、罰が重すぎるんじゃないかとか、そんなことを考えているんだろう。


だけど、ンな顔しないでほしい。悪いのはここに書かれてる5人と、この処分を決定した生徒会だ。

遼が気に病むことじゃねぇ。


だからといって、こんなこと言っても駄目なことは分かってる。


だから。


『お前みたいな目に合う奴を少しでも減らすためには、これくらい、必要なんだよ』


遼が、納得する答えを。



案の定、遼はこれで理解してくれたらしい。


ついでだから、『退学になんなかっただけマシなんじゃねーの?』なんて言ったら、目ぇまん丸くして驚いてた。


実際、あいつらならやりかねなかったし。



そうこうしているうちに予鈴が鳴り、俺たちは慌てて教室に向かった。



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