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アンタとオレの関係
懐かしい匂い

大騒ぎをしながらリビングに戻ってきた3人は、俺が用意したアイスティーを一気に飲み干した。


騒いだら喉が渇いたらしい。


………アホだ。



その後、睡魔に負けて船を漕ぎ始めた俺をベッドに押し込んでから3人は帰っていった。
















{反抗的な態度もいいね}

{すぐヨくしてあげるよ}


嫌だってば。


{何言ってんの。これからだよ、遼チャン}


もう触るなよ。


{アレアレ? ここどーしたの? 遼チャン?}

{んじゃ、ご開帳ー}


やめろよ! 離せ!!


{……おいおい、予想以上にカワイくねーか?}

{早く後ろほぐそうぜ}

{俺、もっといじるー}

{4カ所同時攻めー}



いやだっ!!!!!









映像と感触は、突如としてそこで途切れた。


今までの、吐き気を催すような感触の代わりに、暖かくて優しい、大きな手が頭を撫でている。


夢だった、とわかった途端、少し、ほんの少しほっとした。



…………この手は誰だろうか。



なんだか、懐かしいカンジ。




「―て。………遼」



自分の名前を呼ぶ声が聞こえたと同時に、懐かしい匂いがした。



「………―う。起きてよ、遼」





今度は、はっきりと聞こえた。







目を開けてみると、暗い部屋の中、自分に大きな影が覆い被さっているのがわかる。



だけど、何も怖くない。



この声を




この匂いを




俺は、知っているから。



甘えるように手を伸ばすと、その大きな影は近づいてきてくれた。



知っている体温に安堵して、俺は目を閉じた。



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あきゅろす。
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