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アンタとオレの関係
無意識 SIDE夾

遼が俺の質問に答えず、あまつさえ俺の方を見ようともしないことに苛立ち、顎を掴んで無理矢理にこちらを向かせた。



半年も待ったんだ。


いくらその顔を眺めていたって、いくらその声を聞いていたって。



きっと。




足りない。





だが、その行為は間違っていたようだ。


遼は、先ほどまでの行為のせいか、異常なまでに色っぽかった。


そんな遼を前にしても押し倒さなかった俺を褒めてほしいくらいだ。



………まぁ実際、かなり危なかったんだが。




とにかく、情事後を匂わせるような遼にやられた俺は、自分でも気づかない間に遼の身体を引き寄せ、キスしようとしていたらしい。


部外者たちが入ってくる音で我に返り、あまりに近すぎる遼との距離に自分でしたことながら驚いた。






………………どんだけだよ、俺。



とりあえず顔は離すけど………俺の側からは離さない。




部外者たちと向き合う。


先頭にいた利発そうな小さいの…………確か、宮古の指名でときどきココに出入りしているやつだったな。


コイツがあの廊下の鍵を開けたのか。


その生徒会補佐の生徒が口を開いた。


「なにを、なさっているのかご説明願えませんか? 天王院先輩」


怒りに満ちた声。


だけど、そんなんで俺が引くとでも思っているのだろうか……。


むしろ、不機嫌なのはこちらの方だ。

俺と遼の時間を邪魔した罪は重いよ? 部外者諸君。



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あきゅろす。
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