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アンタとオレの関係
-02

『佐倉くん! 僕、君の親衛隊を作りたいんだけどいい?』


周りを牽制すべく、一際大きい声で言った。


目の前の彼は驚いたような顔をした後、親衛隊とは何か、聞いてきた。


ここぞとばかりに、僕は親衛隊の説明をした。


彼は僕の話を真面目に聞いてくれた。


そして………

「そんな大層なものをわざわざ俺のために作ってくれるんですか!?」

とますます驚いた顔をして聞いてきた。




この反応…………たまらない。



その後、無事に彼から親衛隊結成を承諾された僕は、晴れて親衛隊隊長になった。

ただし、親衛隊結成の上で、突如出てきた邪魔者と共に、だが。







今まで親衛隊そのものに見向きもしなかった僕が親衛隊隊長になったことは、少なからず周りを驚かせたようだ。


若葉も最初こそ驚いていたが、次の瞬間には

「葵が隊長なら、僕は副隊長でしょ♪」


と、ちゃっかり副隊長の座についた。



僕の方針を理解してくれる生徒は意外に多く、それでもやっぱり、そうじゃない生徒も多数いる。


別に僕の方針に従わないからといって、他の親衛隊のように制裁する気はないが、少なくとも僕と幹部だけは、彼をサポートしていきたい。


彼と共に楽しい時間を過ごしたい。



だからこそ…………


彼がいなくなったという連絡を受けたとき、僕はすぐに行動に出たのだった。



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あきゅろす。
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