アンタとオレの関係 -02 礼儀正しく言われたのだから、こちらもそれなりに返そう。 『こちらこそよろしくお願いします』 「遼くんと呼んでもいいかな?」 『どうぞ』 「では遼くん。そろそろ移動したいんだけど? まだ立てない?」 尻にアレ入ってるしなぁ………ι 『えと、まだ無理みたいです』 「じゃあ、ちょっと失礼して…」 ヒョイッ 『…っ!!』 尻の中のアレがぁ……(泣) いや、変な汗が出てきたし。マジ泣きそうなんですケド。 「ん? どうかした?」 『い…え………』 「じゃあ、少しの間、我慢しててね」 . . . . . そうして連れてこられた部屋は、社長室のようなゆったりとした空間でした。 また学校にこんな所作っちゃってー。 『あの…ここは?』 「僕が生徒会長なんだから、生徒会室に決まってるでしょ」 ……………………ハァ!? この立派な部屋が生徒会室だ!!? どんだけ金使ってんだよ!! 『スゴいデスね………』 「そう?気に入ってもらえて良かったよ」 いやいや、気に入ったとかは一言も。 「だけど、ここだと邪魔が入りそうだから、君を降ろすのは奥の仮眠室だよ」 仮眠室まであるんですかー。 そんなことはどうでもいいから、一刻も早く俺を降ろして一人にしてください。 前も後ろも限界デス。 ◆◇ [戻る] |