アンタとオレの関係
事情聴取
えー、ただいまの時刻は19:30。
そろそろ俺、疲れたんデスけど。。。
食堂前から逃走した俺は、一度は自室に帰ったんだけれど、和巴さまに呼び出されて、3人から絶賛事情聴取され中です。
『っていうかアイツ、生徒会だったのか。
……………似合わね(ボソ)』
「ンなことはどーでもいいんだよ。とりあえず、お前はあの会計が入ってる族の抗争現場に偶然居合わせて、そこで目をつけられたと?」
『抗争そのものは終わってはいたんだけどねー』
「で、遼はどうやってあの会計から逃げたの?」
「あ! 僕もそこ聞きたかったの!」
『えーとね、最初は走って逃げてたんだけど、途中でバイクのお兄さんに拾ってもらった』
「そこに偶然いた奴ってことか?」
『うん。その後、そいつとは友達になったんだけど、なんでも、あの会計と仲悪いらしくて、その日も喧嘩ふっかけに行こうとしてたんだって』
「ムチャなやつがいるもんだね。」
「………なぁ、そいつって、この学校の奴だったりする?」
『え、知らないや。でも、この学校の奴ではないと思う。ここってそんなにしょっちゅう抜け出せるような所じゃないだろ?』
「どんなやつ?」
『優しいよ。すごくでかいんだけど、いっつも俺の後ついてくんの』
「何。随分そいつにこだわるね。健の知り合い?」
「いや。知ってるやつかと思ったんだけど、違うみてーだわ」
「ねぇー。話戻すけどさ、あの会計さんはどうするの?」
「何も行動を起こさなければ良し。もし、何か仕掛けてきても、遼には僕ら3人がついてるから大丈夫だろう。」
『や、なんかごめんね』
そうして、俺の事情聴取は終了しました。
なんかね、やっぱり和巴ちゃんがなんか怖いわι
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