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アンタとオレの関係
日常

土日を有志とべったりして過ごし、今は月曜日の朝。

だけど、学校は水曜日までお休み。


なぜならば!



ゴールデンウィークだからなのです!!



因みに、ゴールデンウィークだからといって、交流会終了と共に実家に帰ったなんていう生徒はいない。


それというのも、5月の最後の土曜日には体育祭なるものが行われるため、その練習に励まなくてはいけないから。



さて、俺がこの話を聞いたのはついさっき。


さらに言うならば、体育祭の競技決めやら係り決めは入学式の翌日にやっていたらしい。


さらにさらに言うならば、俺がこの学園に来たのは、4月の半ば。



俺、ひょっとして、体育祭に参加できないんじゃ………???


そう有志に言えば、有志はしばし黙りこんでしまった。


何を言うのかと期待したら、まさかの「俺も競技決まってないかも」。



うっそん。



よくよく考えてみれば、有志が学校に戻ってきたのは、俺が編入した後。



………ヤバくね? 俺ら。


『どうしよう和巴ちゃん!』


とりあえず、この話を教えてくれた和巴ちゃんに泣きついてみる。


「どうしようも何も………団長に聞いてみない限り、分からないよ」


【団長】というのは、各団のリーダーのこと。
そして、その【団】とは縦割りのクラスで成り立っている。


『その団長さんにはどうしたら会える?!』

その人に会えばわかるんだよね!!


「団長に会うためには………今すぐに着替えて体育館に行くことだよ!」


「なんのために3人で呼びに来たと思ってるの! 早くしてよね!」と怒る和巴ちゃん。

その横でくつろぐ健ちゃんと蒼太。

こんな状況にも関わらず、この面子を見て「あー、日常だぁ」なんて思ってる俺はアホなんでしょうか。


「バカ遼。和巴が本格的に怒り出す前にさっさと準備してこい」


ああ、【アホ】じゃなくて【バカ】なんだね、健ちゃん……!


だけどね………

『バカなコに【バカ】って言っちゃいけないんだぞ!!!』


イジメはんたーい!!


「「「「………………………」」」」」





場がシラケた瞬間でした。



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あきゅろす。
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