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アンタとオレの関係
-02

『………つまり?』

「お前と付き合いたい、もしくはお前とシたいなんて言う奴が出てくるってことだ」


それさ、
『生徒会関係なくね?』

「いや、生徒会に頼むことによって、生徒会から対象者に命令してもらえるんだ」

『なんでわざわざ……』

「生徒会の命令は絶対だからな」


本人の意志は全く関係ないわけね。


『でもさ、俺と付き合いたいやらシたいやらって言っちゃうようなモノ好きなんてそうそういないって』

「…………お前、俺と親衛隊の存在を忘れてないか?」

『? なんでソコで親衛隊?』

「親衛隊ってのは、大抵がそういう考えを持った集団なんだよ」


……そーなん?


『でも、葵ちゃんたちは違うよ』


そう言うと「アイツらは特殊だ」と返されてしまった。


「で、だ。お前、見ず知らずの男に抱かれたくなんてないだろ?」


いやいや。
そもそも男に抱かれるっていうことそれ自体がNG。

とはさすがに言えない。

だって、あんなに真剣に告白してくれた相手だから。


俺は、頷くだけの返答をした。


「だったら………わかるよな?」

『うん。今日のイベントも頑張らなくちゃいけないってことだよね』

「ああ」


チュッ


『…………はい?』


ほっぺに………キスされた?


目の前には「よくできました」と笑う夾。


『な、にしてんだよ』

「求愛活動」


そんなサラッと言われてもなぁ………。



因みに車内は、夾が俺にキスした時点で悲鳴の嵐。



ふと見てみれば和巴ちゃんの眉間に皺が寄っていた。


ああ! 天使の顔が台無しに!!



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あきゅろす。
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