アンタとオレの関係
-02 ※
ヨがってるクセに、愛撫をやめろと言う遼。
『なんで?気持ちいいんだったらもっとしてほしいだろ?』
「な…なんで…ん……胸、ばっかり…」
……そういうことか。
その催促にかなりキたが、そんなことは表情にも出さない。
冷静なフリをして、遼に尋ねる。
『ああ。下も触ってほしいのか?』
「ふ、つう……そっちだろ…」
【ふつう】?
遼にとっての普通のセックスは、かなり慌ただしいものらしい。
だけど、実は切羽詰まってる俺にとってはそっちの方が嬉しい。
『じゃあ、遠慮なく』
そう言ってから、遼の分身に軽く触れてみる。
「あん!」
っ!敏感なんだな、本当に。
そのまま分身を扱いてやると、その動きに合わせて遼が喘ぐ。
やっぱり、可愛い。
もっと乱れさせたくなって、また乳首を弄る。
『遼、やっぱりこっちももうちょっと、な?』
そう言ってから舌で愛撫していく。
「ああ…!」
ああもう………遼の身体が跳ねて、感じていることを俺に伝えてくるのが、たまらなく愛しい。
だが、可愛い声で鳴いていた遼は、さらに可愛いことを言い出した。
「ん…あん…きょ、う……のも」
『ん?』
「ちょっ……マジ、手、止めて…」
仕方がない、そう思って手を止める。
「ハァ……夾のも、一緒に…スればいいじゃん」
『……どうやって?』
「こうやって……」
そう言って、遼は俺の分身に手を伸ばしてきた。
ちょっとマテ。
そう思ったが、遼の手を止められるわけもなく。
『っ!』
「すご……い。今、ビクンって大きく動いた…」
自分でもわかったことだったが、実況中継はやめてほしい。
っていうか………
今ので限界に一気に近づいたのですが。
どうしてくれるんだ。
そう思っている間に、遼は俺の肩を押して上半身を起こさせた。
俺は遼にされるがまま。
そうこうしていると、俺が足を軽く開き、伸ばして座っているところに遼が座り込んだ。
膝を曲げ、俺の腿を跨ぐような感じで。
そしてそのまま腰を近づけてきた。
そして。
『!』
遼は両手で自分のと俺のをまとめて握り込み、動かし出した。
「ん……ぁん………きょ、も……手、貸して?」
半ば誘われるように俺も手を伸ばし、遼の手の上から重ねた。
「ひぁっ…ん……あ……」
こんな単純な行為なのに、すっごくキモチイイ。
二人でその行為に没頭していく。
そして………
程なくして遼がイき、その姿を真正面から見た俺もその直後にイった。
◆◇
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