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アンタとオレの関係
夢みたいな現実 -01 ※

遼との行為。

まだ前戯の段階だけど、かなり興奮してる。


半年より少し前に一目惚れした存在。

でも何処の誰だかはわからず、学園を抜け出す度に探していた。

もっと楽に見つける方法なんて、いくらでもある。

だけど、誰の力も借りずに、自分だけの力で見つけたかった。


その、長い期間求め続けた存在が、目の前で乱れている。

俺の求めに応じようとしている。


これを幸せと言わずになんと言おうか。


俺は無我夢中で遼を求めた。

遼が相手だと、キスだけで感じられた。

喘ぎ声ですら俺を煽る要素になる。


遼は苦しいらしく、唇を離した時に何度かキスを止めるように言われたが、俺はどうしても止められなかった。


止めたくなかった。


『ハッ……遼、ごめん………止められない…』

キスする位置を変えながら胸の頂で起ち上がり始めた部分にも触れてみる。

ピクンッ

「あんっ…!」

遼はなかなか敏感なようだ。

だけど、その後すぐに口を腕で塞いでしまった。


………可愛い声が聞こえない。


俺は、それが気に入らなくて、遼の腕を口から離させた。

『だめ。声…もっと聞かせて……』

そう言いながら、胸の少し上あたりを強く吸い上げる。

白い肌に赤く残る所有印。


「や…な、に?」

『遼が俺のものだって印』

今この時だけでも。
俺のものでいてほしいから…………。


こんな風に、触れている最中に気づいた遼の敏感なところ。

春一や裕行が話していた、全員に当てはまるわけではないが故にあまり知られていない性感帯。


とにかく遼に気持ちよくなってもらいたくて、持てるそっちの知識を全て総動員して愛撫していこうと思った。


だけど、遼が特に感じるらしいのは胸の頂。

そこを執拗なまでに弄ると、遼は可愛らしい反応を返してくる。


「あああ…んやぁ!はあ…うぅ………!」


その様が俺の情欲を煽り、俺はますますそこを弄った。が、遼はそれが気に入らなかったようだ。

『遼……気持ちいいか?』

「んぁ…い、いから!も、やめて……」

遼が足をすり合わせて、潤んだ目で見上げてきた。

ヤバ…………かわい。

こっちがどうにかなっちゃいそうだ。



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