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アンタとオレの関係
-02

…………………………。

困った。
嫌がらせ半分に夾の足の間に入ったものの、どこに落ち着けばいいのやら全くわからない。

俺の当初の予定では、座ってるコイツの肩を枕にしてくつろぐはずだったんだけど。

どこでどう間違えた?

ああ、コイツが予想以上に浅く座るような感じの体勢だからか。

だが、原因がわかったところで、夾本人に言わなければどうしようもない。

俺は口を開こうとして視界に入ったソレを思わず凝視してしまった。


…………………………デカくね?


次に、おそるおそる自分のを見てみる。



…………な ぜ だ !!

なぜ天はコイツをこんなにまで贔屓するんだ!!

そしてなぜ俺はこんなにまで惨めな気持ちにならなければならない!

世の中不公平だ!!!


そう思って握り拳を固めていると、抑えたような笑い声がした。

まぁ、この空間には俺と夾しかいないわけで。

俺は笑えるような心境じゃないから笑ったのは夾だ。


『………なに』

「いや? ただ、お前が俺のと自分のを見比べて落ち込んでたから」

『っ! 俺にとっては死活問題(?)なんだよ!』

「いーじゃん。お前はソレで」

『なにーっ!?』

なんかムカツクー。

頭に来たので夾に背を向け、そのままバックして奴の胸部に頭を預けて手足を思いっきり延ばした。


フンだ!………お前なんか俺のクッションだもんね!



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