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アンタとオレの関係
夜のイベント -01

20:00。ホテル前は騒がしい。
そこに裕行会長が現れたことで、辺りはより一層騒がしくなった。

「諸君、静かに。これから夜のイベントを始める。」

オーッ!って騒いじゃ駄目でしょうι

「このイベントはシークレットになっていたので、まずはイベントの内容の発表から行く。………春一」

「はいは〜い!!」

お、ピンク頭。
ピンク頭が出てきた途端に上がる、少し高めの男たちの歓声。

……………もう無視だ。

「今年の夜のイベントは〜、ズバリ!!肝試し!!!」




………………え。

ピンク頭の言葉を聞いた瞬間に固まる俺。

夾はそんな俺の様子に気付いたらしい。

「どうした?」

『お…おれぇ……』

「うん?」

『怖いの、トカ』

「?」

『マジムリ……なんデス、けど…』

「……ι」

夾がそんなことか、みたいな顔してるのが憎たらしい。

俺は肝試しやお化け屋敷が大嫌いだ。

終わった後、しばらくは心臓が(嫌な意味で)バクバクしてしまう。

しかも、こんな街灯もないようなところで懐中電灯を頼りに、とか。

マジでありえん。


その間にもピンク頭の説明は続く。

「呼ばれたペアはすぐに出てくること。コースは20コ用意したので一気に20ペアずつ行けます。
前のペアが出発してから5分後に次のペアがスタート。
目的は祠、神木、大きい岩の前に置いてあるもの…まぁ見ればわかるよ、を取ってくること。
もし、それを持ち帰らなかったペアはみんなの最後にもう1回行ってもらうことになるから注意してね!
あと、順路についてだけど…道なりに行けば着くようにはなってるけど……まぁ、が ん ば っ て ね?」

………こ、こぇーよι

そうか、あのピンク頭はお笑い担当じゃなくてホラー担当だったんだな?!

「それじゃ始めまーす!最初の20組、出てきて〜」


俺の大っ嫌いな肝試しがついに始まってしまう模様であります。



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あきゅろす。
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