Tricksters
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「いやっ……!そこ、ヤだぁっ!!」



 下着を取られ、突然敏感なそこにねじ込まれた舌に、寧は腰を何度も浮かせる。躯の奥からドクドクと波打つような感覚に、堪らず声を上げた。

 和洋の舌が生きているかのように這い回り、寧の柔らかい入り口を出たり入ったりしている。蜜壺から蓄えきれなくなった蜜が溢れ、和洋の口内に流れる。卑猥な光景を希楽は、少し遠くから食い入るように見つめていた。



「んぁ……も、ダメェ……」



 寧の声は普段の凛としたものではない。甘く掠れて更なる快感を欲していて、顔には恍惚の表情が浮かんでいる。和洋の自身が、また一回り大きくなった。



「……やっぱ寧ちゃん、淫乱だね。俺のココ、そろそろ限界だわ。」



 小さく笑い、和洋は衣装のカーゴパンツのジッパーを外す。取り出された自身が勢いよく天を仰ぐと、彼は一気に挿入した。

 ――熱い。ヤバい。気持ちイイ。最中に感じることはその三つくらいが精一杯だ。他を考える余裕はない。和洋は自分の下で必死に喘ぐ声を聞きながら、ひたすらに腰を振った。目指すのはただ一つ。“快楽”という場所だ。


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