COLORFAST DAYS
fight in English
「……Ms. Sakai,
don't listen to her and
please continue
the class.
(……先生、こいつは放っといて授業続けましょうよ。)」

視線を剥がさずに言うと、レオはカチーン……という効果音が似合う顔で俺を睨み付けた。そして先生に何かを言うと思ったら、意表をついて俺に食ってかかった。





「Hold your tongue!
What made you
so angry?
I can't understand you
at all!
(煩い!何でそんなに怒ってるの?全然分かんないんだけど!)」

「You, too!
You know, I don't like
something troubling!
(お前こそ黙れよ!俺がめんどくさいことは嫌いだって知ってるだろうが!)」

「Of course I know,
but you know
why I acted like that,
don't you?
(勿論知ってるけど、それなら紫温だって何で私がそうしたのか分かる筈だよ?)」





火花が散るくらい睨み合っている俺達のせいで、教室中がシーン……と静まり返っていた。勿論授業は中断し、それを良いことに俺達の口論は止まらない。

隣の席の中川なんて、ポカンと口を開けていた。俺達が言っていることが分からないのではなく、“分かる”からこそ、だったのだろう。(後から考えるとくだらない争いだった)





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