COLORFAST DAYS
オススメ料理
この店にはレオの他にもう一人、バイトの大学生の女の子が居るらしい。しかし他のバイトと掛け持ちしている為、こちらにはほとんど顔を見せないようだ。
俺達はレオが勧めてくれた、二色オムライスなるものを食べることにした。どんなものだろうかと想像しながら話している内に、料理が運ばれてきた。
「みんなお待たせ!ミニサラダも付くからねー。」
キッチンから現れたレオが、オムライスの乗った皿をお盆からテーブルへと下ろしていく。ふわっ、と広がる良い香り。目の前に置かれた皿を見て、初めて“二色”の意味を理解した。
「へぇー……ホワイトソースとデミグラスソースで“二色”、か!彩りも綺麗だし美味しそう!!」
響が成程!と感心しているのを、瞬さんはニコニコと嬉しそうに眺めていた。
「響君、どうぞ召し上がって?みんなもどうぞ!」
瞬さんの言葉に俺達は「いただきます!!」と言ってからスプーンを手に取った。
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