COLORFAST DAYS
自己紹介
暫くして、俺の番がやってきた。この学校は男女混合の出席番号で、俺の前は女の子だった。










「はい、次は早川君ね。早川先生の息子さんよね?いつもお父さんにお世話になってます。」

先生がペコリと頭を下げたので、俺は慌てて礼をして席を立った。










「あ、はい。えーっと……早川紫温、西中出身です。さっき先生が言った通り、父がこの学校の数学教師をしてます。確かバスケ部の顧問もやってるんで、バスケ部入る人は注意しといた方が無難だと思います。」

俺が言うと数人から、えぇー…という声が上がった。きっとバスケ部に入るつもりなのだろう。





「ていうか、早川でかいなぁ!!身長何cm?」

一人の同級生から声が上がる。





「え?180だけど。」

「マジでー!?じゃあ、このクラスで一番でかいんじゃねぇの?さっき廊下に並んだ時も、お前だけ飛び抜けてたんだよなぁ…」



そいつの言葉に、他のみんなも頷いた。










「そうね、先生も驚いたもの。早川君有難うね。次は柊さん、お願いね!」

ニコニコと笑う先生の言葉に、俺の後ろでカタンッと音がした。





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あきゅろす。
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