COLORFAST DAYS
いざ、行(ゆ)かん
 学校に着くと、まずは簡単な朝のホームルーム。それから各々の持ち場に分かれて、いつにも増して時間をかけ、綺麗に掃除をしていった。

 清掃が終わると、7組の教室へ飛び込んできた響に引っ張られて体育館へ。俺達の後ろには、大笑いと含み笑いという、二つの対照的な笑い方をしているレオと茉莉がついてきた。

 校長は相変わらずの“brief talking”で、早々に終業式を終わらせてくれた。教室に戻ってくると、担任の坂井先生は「短い休みですが、思いっきり楽しんで下さいね。だけど、年明けのテストは忘れないように」と告げた。“よく学び、よく遊べ”の精神を俺達に伝えたいらしい。夏休みに入る前にも同じことを言った彼女は、その時と同じく笑顔だった。



「よっしゃあ!みんなでゲーセン行こうぜ!!」

「その後はファミレスな!あ、紫温も来ねぇ?」

「あー……ごめん。俺、今日バイトなんだ。」



 また休み中に誘ってくれと伝えると、クラスメイト達は快く了承してくれた。「クリスマスにバイトかよー」というツッコミと「じゃあまたな!」の挨拶に軽く片手を挙げてから、俺は後ろの席のバイト仲間に声をかけた。


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あきゅろす。
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