PURPLE DAYS
午後のひとコマ
「……扨と。俺も昼飯食べるか…」
俺は席に着くと、涼が作ってくれた弁当を広げた。
──…午後の補習が終わり、教卓で一息ついていた時だった。
「…あの、早川先生!」
「……ん?」
見ると、松本が立っていた。
「おー、久し振りじゃん。補習ずっと休んでただろ?風邪でもひいてたか?」
「え……はい、ちょっと体調崩してました…」
妙な間が気になったが、取敢ず、そっか…と頷いておいた。
「あの……先生にちょっと相談があるんですけど、聞いて貰えませんか…?」
「相談…?」
松本の目を見て妙に心配になった俺は、相談を引き受けることにした。
…だって、今にも泣きそうな目ぇしてたから。
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