PURPLE DAYS
一致団結
「…涼ちゃん、やっぱかっこいー!!」

明日美ちゃんはそう言うと、突然あたしに抱きついてきた。



「ちょっ…!何!?」

驚いているあたしをよそに、男子陣はクスクス笑っていた。





「涼ちゃん男前だねー。俺、涼ちゃんについて行くわ!」

武君はそう言うと、親指を立ててニッと笑った。





「うーん……じゃあ僕も!協力すれば何とかなるよね?」

山下君はそう言って微笑んだ。





「…ちょっと高木君はー?高木君も任されたんだから、一人だけ逃げようとしても無駄よ!」

明日美ちゃんがビシッと言うと、武君と山下君もそれに便乗した。





「おいおい……律はビビりかぁ?男らしくないぞ!」

「そうだよー。女々しすぎると嫌われるぞー?」



笑いながら言う二人を、高木君は軽く睨んだ。










「…ビビりでも逃げてもねーよ。俺も協力するし、皆で頑張ろうな!」










…これから、忙しくなりそう。







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あきゅろす。
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