PURPLE DAYS
喝!!
「と、取敢ず……頑張ろうか。」
山下君が苦笑して言った。
「そうだな……つーか、夏香さん一人の仕事を五人でなんて、力の差が歴然だよな…」
武君が溜め息をつきながら言った。
「私も不安だなぁ……涼ちゃんどうしようー…」
明日美ちゃんも、あたしを見て不安げに言う。チラリと高木君を見ると、やはり俯いていた。
あー……ネガティブ思考は頭の中だけにして…!
「…あのさ、折角貰った仕事なんだよ?エミさんは、あたし達ならできると思ったから頼んでくれたんじゃないの?
だったら最後まで責任持ってやろうよ!一人より五人の方が頑張れるし!!……ね?」
…あたしの言葉に、皆は顔を見合わせた。
[*←前][次→#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!