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男主→一護



面倒な奴。
その理由は顔は特別いいのにアホ…いやおかしいのだ。あれはおかしいのだ。見た目が良いだけにショックは半端ない

「ゴラァア゛ぶっ殺すぞ!」
「えー痛いの嫌だしーぶっ殺されんのお前だってーの」
言った瞬間見事に右ストレートが決まった。そう空座町空座高等学校 東雲翠は関わってはいけないくらいの不良で有名なのだ。そう不良で名高い黒崎一護より質の悪い危険度S級の不良なのだ



「あー俺の手まで痛いんだけどー先輩どうしましょうかぁ〜こりゃぁパン1個の話じゃないッスよ」
にひーっと笑って後ろから振り回される鉄パイプに翠は避けて反撃した、もはやイジメ並みに酷い


「げっ」
「あれま、これはストロベリーくん」
にんまり笑う胡散臭い笑顔に一護は顔を引きつらせた、理由はただ1つだ。コイツと関わっていい事なんて今まで一つもないからだ



「つーかどーすんだよこれ」
「まぁそのうち起きて立ち上がるだろう!」

「本当に生きてるかも謎だぞ」
「いくら俺でも犯罪は起こさねーよ、これだったら水色の方がよっぽど犯罪だってーの」

少し土がついた制服をはらい翠は一護を見た。顔は気持ち悪いくらいに爽やかだ、普通これだけ爽やかならこんな事をするはずないと思われ気味だがコイツは羊の皮を被った狼なのだ
こんな面をしているのに性格はドがつくサディスト。見てみろこの残骸を、バイオレンス以外に例えようがない。一護はその残骸と言える方々を見て溜め息ならぬ生気まで出ていきそうだった



「やっべー俺ちょー強いじゃん」
「お前バカだろ」
「ストロベリーくんには言われたくねーよ」
「なんだよ!ストロベリーくんって」

「あれ俺ずっとそれで呼んでますけども」
「そんな事聞いてんじゃねーんだよ!」

そうこの訳の解らないテンションにも原因があるのだ、天然か計算かすら解らない。このとぼけた口調は浦原喜助以上に腹が立つ



「そーんなピリピリすんなって一護〜ハゲるぞ?いくらなんでもオレンジでハゲたら笑われるぞ?てゆーか想像だけでもウケる」

「(誰かコイツを殺してくれっ!)」
イライラが押さえ切れなくなった一護は拳を握っていた


「つーか一護はどしたの?俺を追いかけに来たの?ちょー愛感じるんだけど」
「ちげーよ」

「ルッキーならなんか走って行ったよ?てゆーかルッキーちょー上から飛んで来たから俺じゃなかったらパンツに釘付けだったね、マジ驚いたぁ〜いちよう見える前に目つむったから安心したまえよ一護くん」


「もうお前は黙れ!」
翠はハハハと笑っているが一護はもう疲労で困憊していた。ルッキーとは朽木ルキアの事を言っているのだろう。



「つーか一護はルッキーと仲いいよね?好きなのかルッキーが好きなんだよなぁ〜ルッキーが」

「は?」

「あっれ〜図星ですか、もぉおませさんだなぁ一護くんはぁ」
「俺はルキアに借りがあるだけだ、そんな関係じゃねーよ。つーかいつもお前ムカつくな!」

「マジで!?ハズレかよ、しけた〜」
翠は頭を掻きながら一護の肩に手を置いた

「(なにがしけただ、なにが)」
と一護は毒づき鬱陶しそうに目を細めまた溜め息をついた



「あ、やべ言い忘れてたけどさ」
「何だよ?」
少し真面目な顔をする翠に一護は頭を傾げた

「?」


「          」


「………………………は?」
キョトンとした一護の顔に満足したの翠はフハハハと笑い出してまた肩をポンポンと叩いた、のはいいが後ろから声がしたのでそのまま手を引き走った

「うぉおお!」
「黙れ一護っバレたら停学じゃすまねーつーの!」

「だったら初めからすんじゃねーよ!」
「それ言ったら終わりっしょ」

またフハハハと王様のように笑う翠に一護は複雑そうな顔をした








調

(アイツはバカ以外の何者でもない)




「         」
(一護は俺のだから)

だから顔のいい奴は嫌いなんだ。次からどんな顔して話せばいいんだよ、
その時の一護はま翠に目を付けられたのがどんな意味か気づきもしなかった
いや、悪い事だとは感づいてはいるようだっ


20090312



あきゅろす。
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