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「10代目ー!!!!」
少し遠い所から走ってオレの名前をこう呼ぶのは、あの人しかいない。
「獄寺君」
「10代…ブフッ!!!」
手を振っていた獄寺君は悲鳴(?)をあげたそれは何故かと言うと…。
凄い勢いでジャンピングキックをくらったから
「おはよーツナっ!!」
「おはよう…じゃない!!獄寺君大丈夫!?」
蹴り飛ばされた獄寺君が心配で駆け寄った。
「10代目…平気です」
「だってさツナ行こうよ」
「えぇー!!?」
「んなっテメェ!!ぶっ殺すぞ」
「チッ生きてやがった」
「舌打ちしたよー!!!!」
「ぶっ殺す!!!!」
「おはよーツナっ獄寺っ翠」
「山本おはよう」
「今日も元気そうなのな」
「そりゃぁ獄寺イジメがあるからね」
「「…………………」」
「アハハハやっぱおもしれーのな」
「このまましてっと遅刻するぞ」
「あっ本当だ!!!」
「テメェ後で覚えてやがれ」
「何を覚えてばいーんですかぁ?」
「殺してー!!」
「殺せるもんなら殺してみろよバーカ」
「死にやがれ」
「そんな事話してないで走って…!!!」
「10代目っ!!」
「ツナの命令だから仕方なしだからな、バカ寺」
「お前ら仲いーのな」
「「よく(ない/ねぇ)!!!」」
そのまま言い合いをしながら学校まで走った。
「ギリギリ間に合った…」
「よかったねツナ」
「うんっ」
「10代目が無事ならよかったです」
「ツナはいつも無事ですけど」
「うるせぇテメェは黙れ!!」
「なんで私が獄寺の言う事を聞かないといけないんですか!?」
「うるせぇんだよ!!」
「うるさいのはお前だ」
「2人ともうるさいよっ!!!」
「おーいお前ら授業始まるぞ」
「山本早っ!!!」
「野球バカのくせに」
「獄寺はバカのクセに」
「いい加減ぶっ飛ばすぞ」
「女の子に手をあげないでください」
「今さらそんな扱いできるか」
「なんですか?あなたは私が男に見えるんですか?バカですか」
「誰も見えるなんて言ってねーだろうが」
「あっツナ私も一緒に行く」
「無視かよっ!!!!」
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