[携帯モード] [URL送信]
せんせいとおにごっこ

昼休み。
学年遊びというやつでみんなの意見を参考に、鬼ごっこという事が決まった。


中にはかくれんぼやこおりおにやらあったけどシンプルに鬼ごっこにした

「はーい集まって〜ジャイケンするよ?」
「「「「「はーい」」」」」



ジャイケンの結果。
骸くんと雲雀くんになった

「「最悪だ…」」

「よーし逃げるぞー30秒数えたら来てね?」

「わかった」

小さくなる刹途に骸はクフフと奇妙に笑った
「狙うのはただ一人ですね」

「あたり前でしょ」

「初めて意見があいましたね」

「不本意だけどね」


……30秒後……

「綱吉くん、頑張って走って」

「うん!」

スポーツが苦手なツナの手を握って一緒に走る刹途、山本や獄寺はスポーツが好きな方なので走るのも早い。
刹途はまだ見たことがないが骸や雲雀はきっと早いのだろうと勝手に推測されている

「もうそろそろ30秒だよ」

「うわ…今こっち来てるよ」

「走るのはやっ!!」

あれは小1の足の速さでは無い。なんだ君たちドーピングでもしたのか!それか陸上選手にでも教わったのか!?と聞いてしまうほど速い。

刹途の中では、あははーとか言いながら鬼ごっこ出来ると思っていたがそんな余裕なんて無い。


「め…目が本気なんですけどー!!!」

ツナと一緒に走る刹途は走りながらそう叫んだ。それもそのはずだ。追いかける雲雀も骸も獲物を狙うチーターやライオンまさに肉食動物の目をしていた



「逃げる刹途を捕まえるなんてこんな快感ありませんね!」

「変態は黙ってよ、それと君は山本や獄寺を捕まえて来なよ、能率が悪い」

「あなたが行けばいいでしょ」

「イヤだよ、僕は刹途を捕まえたい」

「我が儘ばかり言わないで下さい」

「君も変わらないよ」


「ひぃぃ!!喋りながら猛ダッシュなんだけど!しかもなんでケンカしてんの!?」

「刹途、足痛い」

「え?」

そう言ってしゃがみ出したツナに刹途は少し困りながら一緒にしゃがんで頭を撫でた

「綱吉くん頑張って走ろ?」

「、うん」

だが、そこまで来ていた骸や恭弥に捕まってしまた。

「恭弥くんも骸くんも速すぎ!先生本気出しちゃったよ」
頭を撫でれば足にしがみついて来た。


「…………あのね、重いからね?」

「離れなさい雲雀恭弥」

「君が離れろ、目障りだ」

「はーい綱吉くん手」

「うっうん!」

「「羨ましい!!!!」」


「…なぁ獄寺、俺らいつ捕まんの?」

「そんなの俺に聞くんじゃねぇ!!」




まさにそれは肉食動物
(え!これ世界記録狙えるんじゃない!?)



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
お待たせいたしました!
学級遊びとは私が小学校に通ってた時に存在していたものです(聞いてない)
喜んでもらえたら嬉しいです!



飛呂
20081129



第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!