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むくろくんとせんせい

なんで彼は僕をバカにするのでしょう
いやきっとバカにしているつもりはないのでしょうが…多分無いと思うのですが、




「骸くん、ほらほら〜」

「……………………」
(…いやこれは絶対にバカにしている)





「骸くーん?」
「刹途、僕になにか不満でもあるんですか」

「いやまぁいろいろと」
「(有るんですか!!?)」




「なぁんてね嘘だよ」
「………………」
腹立つけど刹途##だから、刹途だから許せます








「骸くんご飯食べようか?」
「はい」
刹途とは12歳差があって刹途は僕のお兄さん。僕はそんな風に思った事はありませんが、たまに現実とゆうものを突きつけられる。



「骸くん」
「なんですか?」
「はいあーん」
「え!?」

「ほらほらー」
これは…これは普段僕に悪態ばかりとる刹途なりの優しさなのでしょうか!?凄い嬉しい。

骸はゆっくり口を開けた



「はいあーん」
「………………」
「むふふっ引っかかったー」
「(…殺したい)」



「ゴメンゴメン、冗談が過ぎたね。はい口開けて?」

そう言われ僕は性懲りもなくまた口を開けた



「おいしい…?」
「はい」
「よかったよかった」




「やっぱり小さい子ってかわいいよね」
「…………………」







そう完全に子供扱い。
別にそれは子供だからと言われればそうで、どうしようもない





「骸くーん」
そう呼ぶ彼に苦笑いするしかない僕。
「なんですか?」



「骸くん」
「だからなんです?」
「骸くん」
「…でうしたんですか?」

「むっくーろくんっ」
「変ですよ」

むふふーと笑う刹途に骸は首を傾げた。






「なに笑ってるんですか!?」
「骸くんって名前呼ぶと凄く嬉しそうな顔するなーって」

「……え?」
「そういう所好き」
「!!!」
にこーっと笑う刹途に骸は目を見開いた、そしてハッとして顔を勢いよく反らした



「むっくーろくんっ」
「〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

「(本当にこの人は…!!!)」
赤くなった顔を反らし、まだ顔が見れない状況になんとも言えなくなった。

彼が僕の事をよく見ているのがこれほど嬉しいなんて思わなかった




「(これは…どうしたらいいのだろう)」



翻弄される毎日
(やっぱり僕は彼が好きなんだと思いました)



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
兄弟設定だったはずなんだ!
なのに骸さんが奮闘してるだけ←
す…すいません!(土下座)



飛呂
20081127



あきゅろす。
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