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ボンゴレ海水浴劇場



「プール行きたい」
「泳げないのにかい?」
春稀くつくつ笑い資料を渡した。

「泳げるよ!」
「へぇ、そうだったかな?」
「笑わないで下さい!」
笑みを崩さずドアを開ければ、睨み合う2人がいた

「僕が先に春稀に用があるって言ってるんだよパイナップル」
「いえ僕が先にお約束をしていましたよ、あなたの方こそ出ていきなさい」

「ちょっと人の部屋の前でケンカしないで下さい!」
「春稀ー!約束してたの持って来たぞ…ってなにしてんだお前ら」

「あぁディーノ待ってたよ、悪いねいつも」
「大丈夫だ、それより…今日空いてるか?」
「午後からは予定入ってないけど何かあるのかい?」

「一緒に遊ばないか?」
「「「なっ!」」」
「構わないよ、君にはお世話になっているし」
「え!オレも行きます!」
「僕も行くよ」
「群れるのが嫌いなんですよね?帰りなさい」
「君こそ消えなよウザイ」
「ウザイのはあなたですよ鳥君」
「黙れパイナップル」


「って言ってるけどどうする?」
「………じゃぁお前らも来るか?キャバッローネのプライベートビーチなんだ、春稀が太陽苦手だからな」
「本当にいたせりつくせりで悪いね、今度まとめてお礼させてもらうよ、体で払おうか?」

「「「ちょっ!!!」」」
「ブッ春稀!」
「冗談だよ、って鼻血出てるよディーノ」

「なに想像したの?」
「いけ好かないですね、」
「本当に春稀はディーノさんを大切にするよね」

「僕が想像するに沢田綱吉は親族、雲雀恭弥はストーカー、跳ね馬は片思いされて悪い気はしない相手、そして僕が本命って事になりますね」

「君がストーカーでしょ、僕と春稀は愛し合ってるんだから、最近ヤったばかりだからね」
「おやおかしいですね、僕は昨日した所です」

「オレもしたよ!」
「おいお前らいい加減に…!」
「「「うるさい」」」


「あぁ眠い」
車で移動しながら窓際で目を瞑る春稀に周りはゴクンと喉を鳴らした

「そう言えば春稀とプールって初めてかも」
「当たり前ですよ、タトゥーがありますから…まぁ春稀なら入れてくれると思いますが」
「まぁ、春稀は汚れるの嫌いだしな、風呂に何回入ると思ってんだ」
「「「3回」」」
「…………………………」
ディーノは真面目に答えた3人にドン引きしていた



「春稀とプール…いいですね」
クハハハと笑う骸を無視して各自妄想にふけていた

───六道骸の場合───
「プール、初めてですね」
「あぁ、そうだね…海は見るだけが楽しいし汚れるの嫌いだしね」

「そうでしたね、ですが今春稀の水着姿を見れて感激してます」

「それ変態っぽいよ骸」
「クフフ、わかっているでしょう?」
「君が変態だって?」
くつくつ喉を鳴らす春稀に骸はグッと近づき唇を重ねた

「……春稀、」
「君には感謝してるんだよ、俺を1人にさせないで…ずっと俺だけを見てくれた事…でもね、骸…俺は欲張りだからもっと…好きになって?」

「(春稀──!)えぇ、わかっています」
そして再び唇を重ね深くなった
…………………………
「(いい!!!!これは、いい!!!!)」
「ちょっと気持ち悪いんだけど、近づかないでくれる」
「クフフ、クハハハ」


───ディーノの場合───
「春稀、入らないのか?」
「あぁ、あんまり好きじゃないんだ」
「プール嫌いだったのか?」
「いや、まぁね…でも君が来たかったんだろう?」

「え?」
「一様は、好きな人の為には誰だって頑張りたいだろう?」
「えっな…!?好き…って」
「ずっと前から、俺はディーノが好きだよ?言わなかったけどね」

「んなっ!!!」
「ディーノは俺のタイプだって言ったよね、ディーノは俺が好きじゃない?」

「好き…だよ」
「じゃぁ両思いな訳だ」
春稀は嬉しそうに笑いチュッとバードキスをし手を握った
…………………………
「(いい!!!これはいいっ!!!!)」

「ディーノさん!?ちょっオレ手握るの止めて下さい!」
「春稀〜〜好きだー!」
「うわっ!!ちょっ近い近い!!!」









あきゅろす。
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