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手紙
初詣


今年の終わり。



お参りをするために並ぶ列。


隣には小さい頃から変わらずに一緒にいるあいつ。



普通の友達というには近い、でも恋人というには少し遠い距離。


並んでいる二つの背中の距離が心の距離を表しているようで………




でも、何年も心の底に隠してきた気持ちはつのりつのって今にも溢れそうだ。


この気持ちを伝えるには見えない壁が邪魔し続けてきたけど、その壁さえ今にも壊してしまいそうなくらい大きくなった気持ち。




ドキドキするのもワクワクするのも一緒が良くて、悲しい時も少し切ない気持ちの時でも一緒に居たい。





こんな風に思えるのも、あいつだから。






列もだいぶ進んでもうすぐ俺達の番だ。




願い事は毎年同じ。


(来年も一緒に過ごせますように。)


神様は願い事を毎年叶えてくれている。




神様には本当に感謝してもしきれないくらいだけど……



いつもの願い事に少しだけ上乗せして欲張ってもいいですか?




(来年も、これから先もずっと一緒に居られますように。)








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あきゅろす。
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