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キャラ日記(ショートストーリー)
◆月△日ある日の図書室(和希side)


週はじめの月曜日の朝、僕は決まった時間に図書室に行く。

大好きな本に囲まれて過ごすこの時間はとても幸せだ。


朝だからあんまり人も来ないし静かな空間で本を読める。



………はずなんだけど。



目の前でデレデレ笑ってる翔平。



約束したわけではないけどいつも月曜日の朝は一緒だ。



朝練が無い日だからゆっくり寝ればいいのにって一回言ってみたけど「俺にとっては寝るよりも大事な時間なの!!」ってすごい迫力で力説された。



…正直怖かった。




あの勢いはびっくりするからもう言わない。



目の前にいる翔平の顔を見る。
翔平は表情がころころ変わるから見てて面白いんだ。



翔平の顔を観察するのがマイブームだったりする。


笑ってる顔でも何通りもあるから不思議。



翔平が笑うから僕もつられて楽しくなってきて笑ってしまうんだ。


無表情ってわけではないけどあんまり感情が顔に表れない僕。



でも最近は雰囲気が柔らかくなったって言われることがある。



自分ではあんまり自覚がなかったことだけどきっと翔平のおかげだろうなぁ。


調子に乗りそうだから伝えないけど…。




恐るべし翔平マジック。





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あきゅろす。
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