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☆長編小説☆


指導室の前につく。

『お前本気で悪いと思ってるのか!!』

『はい…ごめんなさい…』

中から安田の怒鳴り声と爽の謝る声が聞こえる。

俺はガラッと指導室のドアを開けた。

「失礼します。」

「まさやァ…!」

「!!」

爽が俺を呼ぶ。
安田は黙る。

爽は助けを求めるような顔になってた。

安田は指導室のソファーに爽を座らせてて,隣に座り

方手は爽の肩に手を置き,もう片手は爽の太ももに手を置いていた。
これで話してたんなら顔とかめちゃ近かったんだろう…


なんかベタベタ触りやがって!
ムカつく!

「なっ…なんだお前!今こいつの遅刻指導中だぞ!」

「なに言ってんすか?遅刻したのは爽だけじゃないっしょ?俺も一緒にしましたが?」

「ッツ…!」

「こいつ,俺といつも学校行ってて,俺がいきなり気分悪くなって,気分良くなるまで一緒にいてくれたんすよ。指導するなら俺を呼べよ!」

「ち…遅刻は遅刻だ!こいつを俺は指導してるんだ!出ていきなさい!!」

「テメェ人選んでんじゃねーよ!!!」
イライラして
バンッと思い切り
指導室のドアを殴る。

「ヒッ!!」

「その手はなんだ?俺にはテメェが爽にセクハラしてるようにしが見えねーンだけど?」

「こっこれは…」

「昌也…」
「爽!帰るぞ!」
「うん…」

俺は爽の前に立って,グイッっと腕を引っ張って立たす。

「オイ!まだ途中だぞ!!」

「あぁ?担任でもねー奴がいちいち,でしゃばってんじゃねーよ。」

「なっ…」

「これ以上続けるんなら,テメェの事PTAに言って教師って仕事出来ねーようにするけど?」

「そんなこと…出来るわけないだろうが…!」
「おー余裕だな?テメェに不満持ってる生徒は沢山いるんだよ。俺をこれ以上怒らせたら本気で潰すぜ?」

「クッ…!!」

俺が睨み付けながら脅しをかけてると,さっきの音を聞いて
指導室のドア前に先生たちが数人集まってきた。

「安田先生!!どうしました??」

「大丈夫ですかー!?」

ドンドンっ
と外で先生方がノックする。

「どーする?集まってきた先生方に今の内容バラシテもいいんだぜ?」
「……もう今日はいいから帰りなさい…」

「あっそ…意外と根性ねーな。自分のやったことは責任もてよな。じゃ。」

爽の手を引っ張って指導室のドアをガラッとあける。

「何があったんだ?大丈夫かい?」

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