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君と一緒だから。
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夕食にお風呂…と済ませる間、瀬田は終始無言で不機嫌オーラを撒き散らしてた。

大地先輩にキスされちゃった事よりも、皆にからかわれた事にふて腐れてるらしい。



「まだ怒ってるのー?」

「怒ってない。欝陶しいから先にベッドに入ってろ」



―――酷い。


瀬田の目の前にはパソコン。
寝室の机について、毎晩寝る前の作業をする瀬田はまだまだご機嫌斜めだ。


数字の並んだ表が表示されていて、パチパチと軽快にキーボードを叩いてそこへ更に数字を打ち込む。

何の表かは知らないけど、慣れた素早い手つきで入力する瀬田の大きな手を眺めながら、後ろから首に抱き着いてダメ出しのように尋ねてみたら、思いきり冷たくあしらわれて若干傷ついた。


これ以上機嫌を損ねさせてもしょうがないから、言われた通りに瀬田から離れてベッドへ上がる。

でも、やっぱり抱き着いて寝るなら機嫌を良くしておきたい。



瀬田の機嫌をとるなら、やっぱりアレだよね!















「ななななななにやってるんだお前ぇえっ!!!??」



パソコンの作業を終えた瀬田が俺のいるベッドの方へ振り向くと、吃りに吃りまくって、顔を真っ赤にして驚愕する。



「えっちのお誘い」



机から一歩も近付けずにいる瀬田に「うふん」とウインクをして、手の平を上にして差し出した手の指を順番に折る。

色っぽいお姉さんがカモ〜ンって誘惑してる感じ。


そんな俺は、以前氷堂くんにもらった桃色のスケスケ下着を着用で、大胆にもM字開脚。

全部、入宮さんから教わった誘い方だ。



「いきなり意味分からんわっ!!!」

「えぇー、瀬田の気分を良くしてあげようって俺の気遣いだよ。…嬉しい?」

「阿呆かッ!!」

 

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