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星の契り













死にたくない。















もっと生きていたい。



そう、思ってしまった。




前までは、死にたくないと思っていても、多少の心残りはあれど心のどこかで納得出来ていた。
でも、今は。
大翔が大好き。思いが通じた。幸せだと思った。
それでも。いつ死ぬのかビクビクしながら生活しなきゃいけない。夜寝るのが怖い。
眠ってしまったら、このまま目が覚めないんじゃないかって…
そう、思ってしまう。


行きたい所だってたくさんある。
体が元気だったら、遊園地とか、プールとか、山登りとかもしてみたい。全部全部、大翔と一緒に…


今日、大翔にお弁当を食べさせながら、こんな事ももうすぐ出来なくなると思ったら、涙が止まらなかった。
二人で手を繋いで、二人で色んな所に行って、色んなことして。二人でたくさん、思い出作っていきたいのに。
まだ付き合って3日も経ってないのに。
もっと一緒にいたい。
たくさん、色んなことしたい。
もっと生きていたい。

…死にたくない

しにたくないっ




“残していく”ということが、急に怖くなった。





――――――――――




死にたくない。



そう言ってぼろぼろ涙を流す星夜を、俺はきつく抱きしめてぽんぽんと軽く背中を叩いてやることしか出来なかった。


なんて無力なんだろう。

こんなに。

こんなに好きなのに。

俺は何も出来ない。








「大丈夫。……死なせねぇさ」








星夜に言ったつもりが、自分に言い聞かせるようになってしまった。



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あきゅろす。
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