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蒼乃学園生徒会



「それにしても、良かったぁーーッ!!しぃちゃんが黒モジャに惚れてなくて良かったぁーー!!しぃーちゃーん!」



――ギュッ



「(有己は黒モジャと違って可愛いいなぁ。)心配してくれて、ありがと。僕は何があっても、世界が消滅しようとも、太陽が爆発しようとも、黒モジャと僕の2人しかいない世界になろうとも、絶対に僕はアレを好きになんかなる事なんかありませんから、ね?」


「そうだな。」


「しぃーちゃん、大好きー!」


それから3人は他愛もない話をした。




――キーンコーンカーンコーン…


3人は話が盛り上がり、いつの間にか朝のHRになっていた。


――ガラッ


2−Sの担任教師、碓氷 真二先生が教室に入って来た。


「おら、お前ら席に着けー。」



『キャーッ!』
『カッコイイ〜〜!!』
『碓氷先生ーッ!!』
『抱いてぇ〜ッ!!』



「コレは相変わらずだね」


「だろ。」


「でしょう〜?」


と色たち3人は目を合わせて苦笑した。



「おーい、静かにしろー。HRが始めらんねぇだろ」


と碓氷先生が言うとたちまち教室は静かになった。


そして碓氷先生は教室を見渡し、色が来ている事に気が付いた。

色が、ふと前を向くと、バチッと先生と目があった。すると先生は、ニヤッ と笑った。


「お、色。今日はちゃんと来たのか、大変らしいなー、生徒会。「チッ…糞教師が。」ん?色何か言ったか?」


「ハハッ…いいえ、何にも言ってませんよ?」


「そうか?そう言えばあのこの前来た転入生が生徒会室に出入りしているらしいな?」



――ザワッ…


『え?!』
『アイツ許せねぇ…。』
『は?!』
『糞転入生が…』



「ハァ…。別に好きで出入りさせているわけではないですよ。それに、生徒会役員は全員アレには惚れてませんので。そしてアレにはもう出入りしないように言いました。(絶対にまた来そうですけど。)それにそんな事、今関係無いじゃないですか。ハァ…。ほら、もうすぐHRの時間終わりますよ?さっさとHR始めたらどうですか?碓氷先生?」


「チッ(まだ色と話したかったんだけどな。…あ、そうだ。)…じゃあHR始めるぞー。今日の連絡は特に無し、だか色、HRが終わったら第2英語準備室に来い。」


「は?」


「次の時間は自習だろ、お前らが休んでいた時のプリントを渡したいんだ。分かったな?」


「チッ…はい。」


「じゃーHRは終りだ。今日も俺に迷惑かけてくれるなよ?」


そう言って碓氷先生は教室からさっさと出て行った。


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