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蒼乃学園生徒会



その後色は2人に再度、大丈夫大丈夫だと言って教室から出て、第2英語準備室に向かっている。


この学園には、各教科ごとに、各々1〜3個の教室や準備室がある。教室によって教室や準備室の数が異なる。



色は第2英語準備室に到着し、ドアを2、3回ノックして開けた。


「お、色来たか。早いな」


色が入って来たことに気付いた碓氷先生は、何故か準備室なのに置いてあるソファにどっかり座って、コーヒーを片手に言った。


「で?プリントは何れですか?」


早く教室に帰りたかった色は、自分の用事を早く済ませようと、碓氷先生の言葉を流た。


「まぁまぁそう急くな、まだ時間有るだろう。」

「ッ…。」


「何か用事でも有るのか?無いんだろう?」


確かに色は、この後に用事と言う用事も無く、次の授業、じしゅうな訳で、取り分け急がなくても良かった。


「……まぁそうですけどね。(早く教室に帰りたいんだよ、そして翔たちに愚痴を……それに、あの2人が…)ハァ…。」


色は教室を出ていく時に、翔や有己からこの碓氷先生は危ないやら危険やらいろいろと聞かされたわけで、余り長く此所に居たく無かった。

色はこの教師に対して何とも思ってないのだが、もし翔たちに早く教室に帰って来いと言われて早く帰らなかったら、後が恐いのだ。

あの2人がとんでもない若航の顔になって恐いのだ。

前に連絡を入れずにちょっと遅くなった時は恐ろしかった…。

もう思い出したくも無い。

あの2人を見ていると、色は自分は結構黒い方だと思っているが、実はそこまで無いんじゃないかと思う。

「あの2人か…。」


「えぇ、まぁ…。」


「(チッ…彼奴等うざいな、せっかくの俺と色の時間を邪魔しやがって。でも彼奴等怒らすと後々面倒だからな。チッ…)じゃあ色、ちょっと彼奴等にメールでもしとけ。プリントを運ぶのにもうちょっと時間がかかりそうだってな。」


「はぁ、分かりました。(あぁそう言えば、この人もあの2人がキレたところを見たことあるんだっけ…。)」

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あきゅろす。
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