蒼乃学園生徒会
4
生徒会役員たちが食堂に到着する少し前、食堂では……
風紀委員長さんが転入生に絡んでいました!
「おい千莎、それそんなに美味しいか?」
「美味しいぞ!なんなら恭矢もこれ食うか?…ほら、あーん。」
「ぉ、おぅ。……ぁーん。……美味いなコレ」
(キャーーッ!!)←食堂に居合わせた男子生徒の声。
(諏訪部様が汚れるッ!)
(キモッ!)
(オタクのくせにーッ!!)
(諏訪部様に近づくなーッ!!)
(キモイッ!!)
「だろ?俺オムライス大好きなんだぁ☆!」
と周りの罵声に全く気付かない転入生。
「ふ〜ん…そうか、それじゃあ今度…今日の夜は俺がご飯作ってやるよ。だから俺の部屋に来い!」
――ガタンッ!←(転入生が椅子から乗り出して風紀委員長に近づいた音)
「マジで?!恭矢料理出来んのか?!食いてー!!恭矢のご飯食いたいッ!」
――チュッ
「なら決まりだな☆今日の夜にお前だけの為に俺が腕を奮って、お前にご馳走を食わせてやるよ」
「な、な、キッ……キス?!」
「初めてじゃないだろ?照れんなよ、そんなに照れられると……襲いたくなっちまうだろ?」
カァーーッッ!///
「へッ…変な事言うなよっ!///」
――チュッ
「そんなに顔真っ赤にして……千莎は可愛いな♪」
「///そ、そーかよッ!」
「もぅそんな顔、俺の前で以外ではしたらダメだぞ?……でないと…襲われちまうからな?」
「そんな事ねぇって!!みんな友達だろ?友達を襲ったりなんてしねぇーって!!」
((((ッえ?))))
((((はあ?))))
←食堂に居合わせた皆さんの心の声。
「……そっかぁ、みんな友達かー☆……ふぅ〜ん。…てめぇら分かってんだろうな、千莎が可愛いいからと言って、少しでも手を出したら……分かってんだろうなあ?容赦さねーぞ!!」
と言いながら風紀委員長は周りを睨み威嚇し、牽制しながら言う。
その時、転入生は耳を塞がれながら風紀委員長に抱き付かれていたため、その事には気付かなかった。
しかしその風紀委員長の言葉を聞いた生徒たちは、リンチや暴行をすることはあっても、絶対に絶対に、レイプや強姦などをして手を出す事は先ず無いなと思っていた。
と、まぁー
転入生と風紀委員長の2人の間には甘々な雰囲気が流れていた。
が、周りの生徒たちはぶちギレている人が居たり固まっている人が居たりと、もぅ収集が着かなくなり、ただならぬ雰囲気になっていた。
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