蒼乃学園生徒会
9
SIDE:色
さて、バ会長に命令されて転入生を迎えにきたはいいけど……
アレ?!
僕は目が悪くなったのかな?
仕事のし過ぎか?
だってアレはないよな、アレは。
髪は黒のもじゃもじゃで、そのもじゃが鼻のところまで伸びてて目は見えないし、黒渕の瓶底眼鏡までかけてやがる。
ありえねぇー。
だいたい僕は元からあぁ言う不潔で目障りな奴は嫌いなんだよね。
あ、何だ?あのモジャ門を登りだしたぞ!うわー止めてー彼処にある石を投げて落としたいっ!!
ハァ、まーさっさと話し掛けて門を登るのだけは止めて貰うか。
『おーい、転入生くん』
『おい、転入生くん』
って気付けよっ!
『おーい、君かい?今日から来る転入生くんは』
「おう!俺が今日から来る転入生だぞ☆」
――ピキッ
って、やっと気付いたのはいいけど、さっきモジャが言ってきた言葉かなり上から目線じゃなかったか?
仮にも僕の方が先輩なんだが。
まぁ仕方ない。
これ以上関わりたくないから、必要事項意外一切しゃべらずにさっさと理事長室に連れて行こう。
そして生徒会室に行って、遥や海達に癒してもらおう。
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