小説2
第一節
ファイストさんが仲間になった村から、俺達は4つ程の村を後にしていた。
「やっぱり怪しいな…」
「何が?」
「あの女の人だよ。ビーナは怪しいと思わないのか?」
「ん〜…。」
少し考えた後、ビーナは何かを思いついたように表情を変えた。
「きっと、超能力者さんなんだよ!!」
たまには真面目に考えてはくれないのだろうか。
「よし、今日はこの村に泊まるか。それで、構いませんかな?」
リガスさんは、あの女の人に話しかけた。
「はい。異論はありません。」
宿屋のロビーに入った時のことだった。
1人の男の人が、話しかけてきた。
年齢は俺よりちょっと年上くらいだ。
「なぁ。アンタ、政府の人間だよな? "悪魔"に関する調査をしてるのか?」
「あぁ。そうだが?」
「情報を持っている。是非、仲間に加えて欲しい。」
俺達は驚いた。
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!