小説2 第七節 だが…!! 「関係ねえんだよ!!」 ジエルに俺の力を注入し… 光の力を増幅… これで…あの攻撃は防げる。 「何!? ジエルの光の力を使って!?」 悪いな。 俺はもう、止まれねえんだ!! 「グオッ!!」 デモルも捕まえた。 ジエルをデモルに押し当てたまま無理矢理持ってってる感じだ。 そして、やることはあと一つ… ――― 炎の龍は巨大な黒い球体を上空に押し上げていく。 空を覆っていたそれは、どんどん小さくなっていく。 そして、その時は訪れた。 爆発は再び空を見えなくし、凄まじい爆音が辺りに轟いた。 「行こう。ファイストの思いを無駄にしない為にも。」 リガスさんの言葉に俺達は頷いた。 「師匠…ッ!!」 バズは握りしめた特攻服を、ゆっくりと羽織った。 To be continued… [*前へ] [戻る] |