小説2 第三節 死に場所って…まさか!? 「ファイストさん…まさか…死ぬ気ですか?」 俺は恐る恐る聞いた。 「正解だ。よくわかったな。」 え? 死ぬって…? 俺は頭が整理できないでいた。 そして、やっと理解できた。 「そんな!? 死ぬなんて!!」 「しょうがねえだろう? できるのは多分俺だけだ。だったら俺がやるしかねえのさ。」 リガスさんが言った。 「できるのか? ファイスト。」 「あぁ。ジエルの体を盾にして、デモルに突っ込む。そのままあの爆弾を更に上空へ運んで爆発させる。」 「…そうか。しかし、本当に悔いは無いのか?」 「あぁ。俺は今まで、自分のやりたいように生きてきた。悔いはねえよ。」 「俺との決着はどうする?」 「何のために俺がバズに修行をつけたと思ってんだ?」 「なるほど。そういうことか。」 [*前へ][次へ#] [戻る] |