某レストランにて 第一節 やぁ、僕はエトック。 僕が誰かって? あるレストランの店主さ。 今日、レストランで2人の戦士さんがやってきてね。 もしかしたら、この店の宣伝になるかもしれない。 料理の感想を話してないか、こっそり聞いてみた。 でも料理のことは何も話してなかった。 店を出る間際にちょっと別のことを話しただけ。 美味しくなかったのかなぁ? ――― 「チェックメイト。」 「ウッ…! クッ…俺の負けか…」 「俺も正直、危なかったがな。」 「色んな場所で、色んな相手とチェスをしたが、負けたのは随分と久しぶりだ。」 「つまりラムド、お前の無敗記録を止めたわけか。悪いことをしたな。」 「フッ、やめてくれクロウ。心にもないことを。負けは負けだ。潔く認めるさ。」 「…そうか。じゃあ、そろそろ代金を払って、出発するか?」 「あぁ。早くレイ達と合流せねばな。」 [次へ#] [戻る] |