小説2-V 第四節 「!?」 雨霰の如く降り注ぐ光の矢は、サイボーグと強化兵達を容赦なく襲った。 ほぼ全員に当たったものの、倒せたのは僅か数人程度だった。 「じゃあルクシーヌ、しっかり掴まって。サポートお願いね。」 「わ、わかった!!」 ジエルは右手を、あの巨大な光の柱に向ける。 すると、光の柱がジエルの方へ飛んできた。 光の柱にジエルの右手が触れる。 「ハッ!!」 ジエルが触れた右手に力を入れると、余りにも大きすぎる光の剣が現れた。 周辺に見えるビルと同じくらいの長さがある。 「光の柱が光の剣に変わった…」 「ヤァァ!!」 ジエルは向かってくる敵の軍団目掛けて光の剣を振るった。 デカすぎる光の力に、敵前衛のサイボーグ達は成す術も無く、空中で破壊された。 「この国を傷つける事は、許しません!!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |