小説2-V 第八節 「シャアア!!」 デモルは大鎌で敵の戦車を真っ二つに切り裂き、破壊する。 「怯むな!! 敵は少数だ!!」 「ッダラァ!!」 「!?」 飛行で突撃しながら、兵の1人を思い切り殴った。 同時に、歪んだ闇の力を強力にぶっ放す。 帯状のどす黒いエネルギーが、触れる物全てを消滅させながら突き進んでいき、破壊を広げていった。 間髪入れず、今度は手に電撃を宿し、それを空高く打ち上げた。 「まさか…落雷!?」 空は晴れたままではあるが、稲光が次々に落ちてくる。 落雷が施設の一部や兵器を次々と破壊していく中、デモルは兵の頭を右手で掴んで捕らえた。 「ッ…!!」 そのまま掴んだ敵兵に電流を流した。 「コイツはサービスだ。」 「!?」 大鎌を地面に刺して置いておき、左手に力をためる。 先程使った、能力で作られた爆弾、その小型版である。 [*前へ][次へ#] [戻る] |