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小説2-V
第三節
「ご、ごめんなさい、デモル兄さん…」

「なんだルクシーヌか…どうした?」

「実は…」

ルクシーヌはジエルにも伝えた事をデモルにも伝えた。



「誰かと密談? あの製薬会社の会長がか?」

「うん、さっき製薬会社の本社ビルの前を通った瞬間に僕に情報が入ってきて…電話で密会の予定を相手と話し合ってた。」

「誰と。」

「隣の大陸の国の人だよ。」

「あーあの軍事大国か?」

「うん。政府の人で軍部の関係者みたい。」

「何?」

「…どうする?」

「ジエルと替われ。」

ルクシーヌはジエルに電話を渡した。



「もしもし?」

「おい、とりあえず親父には報告しとくけど…どうする? やべえ臭いがするし、多分会長に付き添いを派遣する事になると思うが…」

「そうですね…私とデモルで行ければ良いのですが…」

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あきゅろす。
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